IBMの概要
IBMの米国本社について
項目 | 詳細 |
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正式名称 | International Business Machines Corporation |
設立 | 1911年6月16日 |
創業者 | トーマス・J・ワトソン・シニア(Thomas J. Watson Sr.) |
本社所在地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州アーモンク |
IBMは、1911年にComputing-Tabulating-Recording Company(C-T-R)として創立され、1924年に現在の社名に変更された世界的なテクノロジー企業で、1960年代以降コンピュータ市場で圧倒的な影響力を持ちました。
1990年代からはサービスとソフトウェア中心の事業へと転換し、2010年代にはクラウドコンピューティングとコグニティブコンピューティングを主軸とする企業へと進化、さらに2019年のレッドハット買収や2020年のキンドリルのスピンオフなど、常に事業構造を変革してきました。
現在はハイブリッドクラウド、AI、ソフトウェア、コンサルティングをコア事業とし、29年連続で企業別特許取得数世界一位を維持するなど、イノベーションを重視する多国籍企業として、170か国以上で事業を展開しています。
日本IBM株式会社について
項目 | 詳細 |
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正式名称 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
設立 | 1937年6月17日 |
代表者 | 代表取締役社長 山口 明夫 |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋箱崎町19-21 |
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は、1937年に日本ワットソン統計会計機械株式会社として設立され、米IBM(IBM Corporation)の日本法人として、コンピューター関連サービスを中心に事業を展開してきました。
戦後から1980年代にかけてはハードウェアやソフトウェアのメーカーとして成長し、1975年からの椎名武雄社長時代には「日本の企業」としての地位を確立、最盛期には1兆7千億円を超える売上を達成しました。
21世紀に入ってからは経営方針を転換し、グローバルな組織最適化と効率化を追求する一方で、12期連続の減収に直面し、事業売却やリストラなどの構造改革を進めながら、現在はサービス事業を中心としたビジネスモデルへと移行しています。
IBMのビジョン
IBMは、IBMers Value という行動原則を大切にしています。
IBMers Value
- お客様の成功に全力を尽くす
- 私たち、そして世界に価値あるイノベーション
- あらゆる関係における信頼と一人ひとりの責任
日本IBMの事業
日本IBMは、グローバルテクノロジーカンパニーとして、以下の主要な事業領域で活動しています。
- ハイブリッドクラウド&AI
- コンサルティングサービス
- テクノロジーサービス
- システムズ(サーバー、ストレージ)
- ソフトウェア
これらの事業を通じて、日本IBMは顧客のビジネス成長を支援するグローバル・テクノロジーのリーダーです。
AIやハイブリッドクラウドといった最先端のソリューションを提供することで、金融、製造、流通など、あらゆる業界の顧客が抱える課題解決をサポートしています。
さらに、IBMグループは、社会課題の解決にも積極的に取り組み、より良い未来を創造するために、ITの力を最大限に活用しています。
日本IBMのカルチャー
日本IBMのカルチャーは、以下の特徴を持っています。
- イノベーションへの強い志向性
- 多様性と包括性の尊重
- 継続的な学習と成長の奨励
- グローバルな視点と協働
- 社会的責任とサステナビリティへの取り組み
これらの価値観を基に、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして成長し、お客様や社会に貢献することを目指しています。
日本IBMの新卒採用
募集コース
日本IBM株式会社では、過去に以下のような職種で募集がありました。
- 戦略コンサルタント
- デジタルビジネスコンサルタント
- ITスペシャリスト
- データサイエンティスト
- デザイナー
採用人数
年度 | 採用人数 |
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2023年 | 282名(男性148名/女性134名) |
2022年 | 232名(男性118名/女性114名) |
2021年 | 171名(男性80名/女性91名) |
選考難易度
IBMの選考は比較的難易度が高いとされています。技術力、英語力、コミュニケーション能力など、総合的なスキルが求められます。
近年のコンサルティング業界の盛り上がりや大企業のDXに向けたIT需要で、特にデジタルビジネスコンサルタントの採用を増やしているようです。採用枠が増えてはいるものの、倍率は約20倍ほどとのデータもあるようで、油断はできません。
採用大学も幅が広く、きちんと実力を見てくれる選考であることが考えられるため、高学歴の方たちも油断せずにパフォーマンスを発揮していくことが求められます。
求められる人物像とスキルセット
- テクノロジーへの強い興味と学習意欲
- 論理的思考力と問題解決能力
- 高いコミュニケーション能力
- グローバルな視点と英語力
- チームワークとリーダーシップスキル
- 顧客志向のマインドセット
- イノベーションへの情熱
選考対策
日本IBMの選考に向けた対策として、以下の点に注力することをおすすめします。
- IT業界と最新技術への理解を深める
- 英語力の強化(TOEIC 800点以上を目指す)
- 企業説明会やセミナーへの積極的な参加
- インターンシップへの参加
- 自己分析と志望動機の明確化
- 面接練習
給与と福利厚生は?
初任給
2025年卒の初任給(予定)は以下の通りです。
4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円)
平均年収
Openworkによると、日本IBMの年収に関する項目への回答者の平均年収は915万円です。
福利厚生
日本IBMは充実した福利厚生を提供しています。
- 各種社会保険完備
- 確定拠出年金制度
- 社員持株制度
- フレックスタイム制度
- リモートワーク制度
- 育児・介護支援制度
- 自己啓発支援制度
よくある質問
- 日本IBMの新卒採用の選考プロセスはどのようになっていますか?
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一般的に、エントリー → 書類選考 → Webテスト → グループディスカッション → 面接(複数回) → 内定という流れです。
- インターンシップは選考に有利になりますか?
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インターンシップ経験は選考で高く評価される傾向にあります。
まとめ
新卒で日本IBMに入社するために役立つ情報をまとめました。まず、英語力はもちろん、ITに関する基本的な知識も就活を有利に進めるポイントとなります。さらに、時間があればプログラミングなどの技術スキルを学ぶことで、ITスペシャリストとしての説得力をより高められるでしょう。
グローバルな視点とチームワークを意識し、インターンシップや留学などの経験を積極的に活用し、人材としての幅を広げていくことをおすすめします。
また、日本IBMのようなIT企業から早期選考オファーが欲しいなら、OfferBoxに登録することをおすすめします。日本マイクロソフトなど、大手のIT企業の採用担当者がOfferBoxを活用して採用を行なっています。