【26卒・27卒向け】新卒でMicrosoft(日本マイクロソフト)に入社するには?| 就職難易度や初任給について解説!

Microsoft Japan 就活攻略
目次

マイクロソフトの会社概要

Microsoft(米国本社)について

項目内容
正式名称Microsoft Corporation
設立1975年
創業者ビル・ゲイツ (Bill Gates), ポール・アレン (Paul Allen)
代表者サティア・ナデラ (Satya Nadella) (Chief Executive Officer)
従業員数221,000 人(全世界)(2023 年 6 月 30 日現在)
本社所在地アメリカ合衆国ワシントン州レドモンド
参照:マイクロソフト コーポレーション (米国本社) 会社概要

Microsoft Japan(日本マイクロソフト)について

項目内容
正式名称日本マイクロソフト株式会社
設立1986年
代表者津坂 美樹(代表取締役社長)
従業員数3,071 名 (2024 年 4 月 1 日 現在)
本社所在地東京都港区港南2丁目16−3 品川グランドセントラルタワー
参照:日本マイクロソフト株式会社 会社概要

日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。主に日本市場において営業・マーケティング、サポートを提供しています。

Microsoftの事業

マイクロソフトは世界をリードするテクノロジー企業であり、ソフトウェア、クラウドコンピューティング、デバイス、ゲームにわたる幅広い製品とソリューションを提供しています。

以下の画像は、マイクロソフトの収益と費用の出所を分かりやすく図解しています。(引用:appeconomyinsights.com

Microsoft Q4 FY24 Income Statement

Microsoft のミッションとカルチャー

ミッション

2014年にCEOに就任したサティア・ナデラは、マイクロソフトの「ミッション」を変えました。

それが、今日まで続いているマイクロソフトのミッションです。

初代
ビル・ゲイツ(創業者)

A computer on every desktop and in every home.
「すべてのデスクと、すべての家庭に1台のコンピューターを」

2代目
スティーブ・バルマー

To help people and businesses throughout the world realize their full potential.
「世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を最大限に引き出すための支援をすること

3代目
サティア・ナデラ

“Empower every person and every organization on the planet to achieve more.”
「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」

カルチャー

Growth Mindset(成長する考え方)

マイクロソフトのカルチャーの根幹を成すのが、Growth Mindsetです。これは、「自分の才能や能力は、努力によって向上できる」という考え方です。マイクロソフトの従業員は、現状に満足せず常に挑戦し失敗や間違いから学ぶことで、新しい解決策やアイディアを常に生み出し続けています。

Customer Obsessed(お客様に寄り添う)

マイクロソフトは、お客様を第一に考えます。お客様に寄り添い、話に耳を傾け、そこから学ぶという姿勢を忘れないことで、お客様の期待を超える新しい価値の創造を目指しています。

Diversity and Inclusion(ダイバーシティ & インクルージョン)

マイクロソフトは多様性を認め、尊重し、それぞれの社員がのびのびと力を発揮できるような場所を提供することで、より良いアイディアが生まれ商品開発につながりお客様をより幸せにできると考えています。

One Microsoft(ワン・マイクロソフト)

マイクロソフトは、様々なバックグラウンドを持つ個々が共に働き、お互いのアイデアを出し合いその力を結集することでさらなる進化をもたらし、よりお客様や世界に貢献できると考えています。

Making a difference(世界を変える)

マイクロソフトには、世界を変える最新のテクノロジーに触れることができる環境が整っています。常に成長と進化を続けるマイクロソフトは、共に成長を望む聡明でクリエイティブな新たな仲間を探し続けています。

日本マイクロソフトの新卒採用

日本マイクロソフトは、新卒採用を重要な人材戦略の一つと位置付け、積極的かつ継続的に新卒採用を行っています。

日本マイクロソフトの新卒採用の特徴として、職種別採用とインターンシップ経由の採用があります。

募集職種

サマーインターンシップ

日本マイクロソフトのインターンシップは、8月から9月にかけての2ヶ月間にわたって実施されます。参加者は各部門に配属され、正社員と同じ業務に取り組むことになります。また、月額35万円の給料も支給されます。

インターンシップ中には、役員や社員との交流イベントやインターン生が共同で行うプロジェクト、そして配属部門での実務が含まれます。最終日には、ビジネスリーダーに向けて成果を発表するプレゼンテーションの機会も設けられています。

このインターンシップは非常に魅力的な内容ですが、平日の9:00~17:30はフルタイムでコミットする必要があり、他企業のインターンに参加するのは難しいでしょう。また、インターンシップは、自分が将来働く可能性のある会社を見極める貴重な機会であると同時に、企業側もインターン生の適性やポテンシャルを評価する場となっています。そのため、リラックスする余裕はなく、むしろ自身の能力を証明する成果を残す必要があります。

選考フロー

サマーインターンシップ経由

※2023年度入社までは、サマーインターン経由しない、いわゆる本選考経由での採用もありましたが、2024年度新卒採用以降は実施されていません。

STEP
インターンシップ 選考エントリー
STEP
書類選考
STEP
選考会(複数回面接)
STEP
サマーインターンシップ
STEP
選考会(インターンシップ後、複数回面接)
内定

採用人数

日本マイクロソフトは毎年50〜60人ほどを採用しています。ただ、日本マイクロソフトの社長である津坂 美樹さんのLinkedInの投稿によると、2024年度の新卒入社の社員は30人のようです。

採用大学

日本マイクロソフトは、幅広い大学から新卒採用を行なっています。

日本マイクロソフトの採用大学の一例

慶應義塾大学、早稲田大学、東京大学、同志社大学、明治大学、京都大学、北海道大学、大阪大学、筑波大学、北海道大学、創価大学、東京工業大学、電気通信大学、青山学院大学、東北大学、立命館大学、立教大学、名古屋工業大学、上智大学、その他海外大学、など

日本マイクロソフトの就職難易度

日本マイクロソフトの就職難易度は、極めて高いと言えます。

新卒採用において、日本マイクロソフトが毎年採用する人数は50~60人と限られています。その反面、マイクロソフトは世界的に認知されている企業であり、そのブランド力に惹かれて多くの優秀な学生が応募します。

また、外資系企業であるため、アメリカ本社をはじめとする国外の市場状況に大きく左右され、採用を行わない年もあります。例えば、2025年度には採用活動が実施されませんでした。

さらに、職種別採用を行っている点も就職難易度を高める要因です。日本マイクロソフトでは、職種ごとに求められるスキルセットが異なり、その職種に特化した高度な知識と経験が要求されます。

選考対策

書類選考

書類選考は人事担当者によって行われ、面接に進む候補者が選ばれます。

多くの応募者の中で目立つためには、「Why Microsoft?」という問いに対する答えが明確であることが大切です。自分の過去(やってきたこと)現在(やっていること)未来(将来やりたいこと)を踏まえて、なぜMicrosoftに応募するのかを説得力を持って記述しましょう。

また、長期インターン、ハッカソン、大学・大学院での研究など、アピール材料になる経験は惜しみなく記載しましょう。その際に注意が必要なのは、経験だけを述べるただの文字の羅列にならないことです。

マイクロソフトに応募する優秀な学生たちは皆、目を見張るような経験の一つや二つは平気で持っています。その中であなたが一際目立ち、面接に呼ばれるためには、あなたにしかないユニークさや、あなただけのストーリーを記載することが大切です。

例えば、大きな挑戦や失敗、その背景や想いを率直に語ることで、他の応募者と差別化を図りましょう。

面接選考

面接選考では、応募している職種がある部門のマネージャーの方々が面接官です。

人事面接と大きく異なるのは、あらかじめ決まった質問項目がないということです。彼ら/彼女らは現場のプロフェッショナルであり、人事部門の社員の方のように面接や採用のプロフェッショナルではないため、その場で面接官が気になったことを突然に聞かれる場合も少なくありません。

マネージャー面接で聞かれる質問の共通点としては、以下の3点があります。

1. マクロな視点での質問

マネージャークラスの社員は、一般社員に比べて、企業の経営方針や業界全体のトレンド、競合の状況、売上などの数字に触れる機会が多いため、より俯瞰した立場・広い視野を持った立場からの質問をされることが多いです。

例えば、以下のような質問が考えられます:

  • 「業界の最新トレンド(例えば、AI)についてどう思いますか?」
  • 「 Microsoftの競合他社(例えば、Google)についてどう考えていますか?」
  • 「今後、IT業界はどのようになっていくと思いますか?」

キャリアに関する質問

マネージャークラスの社員は、部下のキャリアにも責任を持っています。今後、自分の部下になる可能性のある候補者(就活生)のキャリアプランを深掘りすることで、その部門での将来性を見極めようとします。

例えば、以下のような質問が考えられます:

  • 「 Microsoftでどのようなキャリアを築きたいと思っていますか?」
  • 「5年後、10年後の自分はどうなっていたいですか?」
  • 「人生やキャリアにおける目標は何ですか?」

その部門及び職種への適性を見極めるような質問

マネージャークラスの社員は、その部門や職種に特化したスキルや知識、経験を持っているため、候補者の具体的な適性を見極めるための質問が多くなります。また、部門の数字にも責任を負っている立場であるので、自分の部門でしっかりと活躍し、結果を出してくる人材であるか慎重に見極めようとします。

例えば、以下のような質問が考えられます:

  • 「この職種で最も重要だと思うスキルは何ですか?」
  • 「Microsoftの製品やサービスについてどのように理解していますか?」
  • 「これまでの経験が、今回応募した職種にどのように活きると思いますか?」

給与と福利厚生

初任給

日本マイクロソフトの初任給は、IT業界の中でも競争力のある水準です。

日本マイクロソフトの初年度の給与は以下の通りです。

基本年俸月例給与
大学卒620万円51万7,000円
大学院卒640万円53万4,000円
参照:日本マイクロソフト 新卒採用情報

平均年収

Openworkによると、日本マイクロソフトの年収に関する項目への回答者の平均年収は1266万円です。

福利厚生

日本マイクロソフトは従業員に対して充実した福利厚生を提供しています。

休暇

完全週休 2 日制 (土・日) 祝日、夏季休暇 、年末年始休暇、年次有給休暇 (初年度は入社時期により変動)、結婚休暇、忌引休暇、ボランティア休暇、永年勤続休暇

ファミリーケア

傷病・ファミリーケア休暇、有給の看護介護休業、有給の出産休業、有給の育児休業/有給の養子休業

各種研修プログラム

New Employee Orientation、マイクロソフト製品トレーニング、テクニカルスキルトレーニング、ソフトスキルトレーニング、リーダーシップ開発プログラム、マネージメントトレーニング、語学研修 (英語、日本語)、LinkedIn Learning  

財産形成・各種保険

確定拠出年金、キャッシュバランス一時金、社員持株会、生命保険、医療保障保険、障害時収入サポート保険

その他

ベネフィットポイント、フレキシブルなワークスタイルなど

日本マイクロソフト 福利厚生

よくある質問

技術系のバックグラウンドがなくても日本マイクロソフトに就職できますか?

結論:はい、就職できます。

日本マイクロソフトは、技術系の職種だけではなく、ビジネス系の職種の人材も採用しています。

英語力は必須ですか?

結論:職種によって異なります。

求められる英語力は職種によって異なり、米国本社や他国と連携をとりながら仕事をするような場合は、相応のレベルが求められます。

ただ、営業職をはじめ新卒採用で募集される多くの職種が、日本人の同僚や日本企業の顧客とのやり取りが多いポジションのため、ほとんどの場合は英語力は必須ではありません。

学歴フィルターはありますか?

結論:学歴フィルターはありません。

上記、「日本マイクロソフトの採用大学の一例」にあるように、日本マイクロソフトは幅広い大学から新卒を採用しています。

文系でも、技術職への応募は可能ですか?

結論:可能です。

日本マイクロソフトの技術職は、文系出身の方も多くいらっしゃいます。

まとめ

Microsoft は現在のサティア・ナデラCEOの下、「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」というミッションを掲げ、AI、クラウド、ソフトウェア、デバイス、ゲームと多岐にわたる事業を展開しています。

日本マイクロソフトでは、マーケティング、営業、技術営業、カスタマーサクセスといった職種を通じて日本市場にサービスを提供しています。

毎年8月から9月にかけてサマーインターンシップを開催し、正社員と同様の業務を体験できるほか、最終日に成果発表も行います。新卒採用は年間50〜60人と少数精鋭で、大学での実績や挑戦意欲が求められます。

応募時には、「なぜマイクロソフトか?」という問いへの明確な答えが鍵となります。

また、日本マイクロソフトはOfferBoxというスカウト型就活サイトを新卒採用に活用していた実績があります。新卒採用人事の方がOfferBoxの事例記事にも登場しています。

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